(建物の部位別耐用年数と修繕時期の目安)
建物の老朽化は、一般的には日当たりの悪い北側部分、地面に接している部分、湿気の多い水回り部分から進行していきます。また、構造体に比べるとほかの部位は耐用年数が短いために、どうしても修繕や取替えが必要になってきます。
部位 |
点検項目 |
修繕時期 |
耐用年数 |
基礎 |
ひび割れ、傾斜、不同沈下、床下換気口 |
5~6年 |
― |
構造体 土台 |
腐れ、虫害 |
10~15年 |
20~30年 |
屋根 粘土瓦 |
割れ、ずれ、雨漏り |
5~6年 |
20~30年 |
雨樋(塩ビ) |
反り、変形、継ぎ目、詰まり |
2~3年 |
7~8年 |
外壁 モルタル塗り |
ひび割れ、欠け落ち、汚れ、雨漏り |
5~6年 |
15~25年 |
外部建具 木製 |
建付け、付属金物、汚れ、色あせ |
2~3年 |
15~20年 |
戸袋、窓枠(木製) |
水切り、コーキング、汚れ、腐れ、雨漏り |
2~3年 |
15~20年 |
内装 |
汚れ、しみ、変形、剥がれ、破損 |
2~3年 |
5~10年 |
内部建具 木製 |
建付け、反り、ひずみ |
2~3年 |
15~20年 |
給排水設備 |
水漏れ、詰まり、臭気、排水不良、配管・器具の破損 |
パッキン交換 |
10~15年 |
浴室ユニット |
水漏れ、ひび割れ、汚れ、破損 |
故障の都度修理 |
10~15年 |
給湯器(ガス) |
水漏れ、臭気、異常発熱、異常炎、器具の異常 |
故障の都度修理 |
5~10年 |