リフォー ムよくあるご質問
バリアフリーリフォームについて
質問39 バリアフリー住宅にするには?
バリアフリーと言えば、多くの人は手すりをつけること、段差を失くすことのように理解しています。介護保険で補助が出るからと国の基準で改修すると、どこも同じパターンとなってしまい、画一的なイメージができあがっているのかもしれません。
しかし、単純に器具を取り付ければ、それで終りとはなりません。バリアフリーリフォームは人によって千差万別ですから、その人の個別の状況を踏まえながら、家全体を考えていくことが大事です。
質問40 事故を予防するバリアフリー改修とは?
家庭内事故による死者の数は年間で7千人を超え、なかでも65歳以上のお年寄りが全体の73%を占めています。怪我をした場所の上位は階段、浴室、トイレ、玄関などです。
誰しも年を取るにしたがって運動能力が低下してきます。膝が上がらずすり足で歩くようになると、わずか数ミリの段差でもつまずくことがあります。その時、身を守るための反射的な動作を取ることが難しくなり、筋力が低下しているうえに、骨粗鬆症も加わると骨折しやすくなります。
また、冬場は部屋によって温度差が大きく、暖かい部屋から浴室やトイレに行ったときなど血管が収縮して脳や心臓に発作を起こしやすくなります。年を取るに従い、身体の能力や機能が低下していくことを避けることはできません。いままで当たり前のようにできていたことが難しくなってきます。家庭内での事故を防止し、安心して暮らすためには危険箇所の改修の必要性が出てきます。