• STEP:3 リフォーム工事の実施

知っておくと役立つ基礎知識。ドコからはじめる?リフォーム知っておくと役立つ

・失敗しない住宅リフォームのコツ
・悪質業者から身を守る方法
・間違いだらけのリフォーム業者選び

・知っておきたいバリアフリー改修

後悔しない住宅リフォームのコツ

STEP:3 リフォーム工事の実施

1.工事直前の準備

引越しが必要な場合は、引越しや入居の手配をしましょう。住みながらの場合は、工事箇所の荷物の移動や片付けをしておきましょう。

工事には騒音がつきものですし、ほこりが出ることもあります。屋根や外壁を塗装する場合は、塗料の飛散やシンナーの臭いも発生します。また工事車両の駐車によって通行の問題が出てくるかもしれません。

工事に入る前の挨拶は忘れずに!工事が始まれば、どうしてもご近所に迷惑を掛けることになりますので、事前の挨拶を欠かすことはできません。通常は業者の担当者が挨拶にうかがいますが、工事の影響を直接受けるところは一緒に行っておくと相手方の印象が良いかもしれません。

その際は、工事の内容とおおよその期間を知らせておきましょう。工事が原因でトラブルが発生しないようにするため、またご近所との人間関係を良好に保つにために、挨拶は大変重要になります。

→リフォーム工事期間の目安についてはこちら≫

2.工事施工

さて、いよいよ工事が始まりますが、工事が始まっても工程表どおりに進むとはかぎりません。商品や材料の到着が遅れたり、外回りの工事のとき雨天が続いたりすると当初のスケジュールに変更が出てきます。

住んでいる人にも急に都合の悪い日が出てくることもありますから、そんなときはあらためてスケジュールの調整が必要になります。

引越してリフォーム工事をするときも、ときどき現場を訪れて工事の進み具合を確認して下さい。 また、近所から苦情などが出ていないか、出ている場合は工事責任者、職人とも協力して苦情を解消しておく必要があります。

ひとつだけ注意しておくことがあります。それは現場を見て急に気にくわなくなったと言って、プランの変更を職人に申し出ることです。職人は自分の判断で重要な変更をすることはできません。

急なプランの変更や契約書にない追加工事は、当初の予算を大幅に引き上げてしまいます。どうしても変更したい場合は、トラブルを避けるために職人でなく営業担当者に伝えるようにして下さい。

3.工事完成、引渡し

やっとリフォーム工事が終わりました。やれやれといった感じですが、でもまだやるべきことが残っています。工事が見積書に記載された内容で確実に行われたかどうかをチェックしなければなりません。

工事箇所全体を目で見て確認し、仕上がりが満足の行くレベルに達していない場合は手直しややり直しをさせることも出てきます。工事中に誤って内外装に傷つけた箇所があるときは、その補修の確認も必要です。

新しく設備を入れ替えた場合は、保証書、取扱説明書をもらって、使い方の説明を受けて下さい。工事完了後に最終点検をすることは、不備がある場合に責任の所在を明らかにして、後日トラブルに発展することを避ける意味からも重要です。

ここまで、リフォームの計画段階から業者の選定、工事着工、そして完成、引渡しを受けるまでの流れを順番にみてきました。「ずいぶんと手間がかかり、大変ね」と感じた方もいるかもしれません。

でもご安心下さい。全体の流れに沿ってそれぞれのポイントを押えておくだけで良いのですから、決して難しいことではありません。

リフォームにはあなたの家族の願いや希望が込められています。
そして、大事なお金を使うことになるわけですから、絶対に失敗は許されません。

「こんなはずじゃなかったのに」とあとで後悔しないようにするために、ちょっとだけ手間を掛けることを惜しまないで下さい。そのわずかの手間が満足の行くリフォームを成功させるためのなによりの近道となります。