• STEP:2 リフォームの事前準備

知っておくと役立つ基礎知識。ドコからはじめる?リフォーム知っておくと役立つ

・失敗しない住宅リフォームのコツ
・悪質業者から身を守る方法
・間違いだらけのリフォーム業者選び

・知っておきたいバリアフリー改修

後悔しない住宅リフォームのコツ

STEP:2 リフォームの事前準備

1.リフォーム工事の内容決定と業者の選び方

う~ん。どの会社に決めようかな?ここからはリフォームの計画段階から始まって施工業者の選拓と契約、工事施工、そして最後の引渡しを受けるまで、どのような流れですすんでいくのかを順にみていきましょう。

リフォームの基礎知識編「リフォームの目的を明らかにする」のところで述べた方法に従ってリフォームしたい場所をリストアップし、家族で優先順位を良く話し合い、最終的なリフォーム工事の内容を決定します。

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リフォーム計画を進めるなかで、もっとも大事なことは信頼のできる業者をみつけることができるかどうかです。間違いのない業者であれば、あなたのリフォームは成功したと言っても言い過ぎではありません。

業者は、見積り金額の大小だけで決めないようにして下さい。金額は業者を選択する際の大事な条件のひとつですが、けっしてすべてではありません。

2.リフォーム資金の手当て

リフォーム工事を依頼する業者が決定したら、必要となる資金の手当てをどうするかを考えなければなりません。リフォームに要する費用は工事費用だけではありません。規模の大きな増改築などは、住みながらの工事より引っ越した方がトータルの費用と日数を抑えることができる場合もあります。

その場合、引越し費用、工事期間中の家賃や敷金・保証金、駐車場代、荷物を預けておく時の貸倉庫レンタル料などの費用が必要になります。また、増築面積によって建築確認申請の手数料、不動産取得税や登記費用などが必要になることも出てきます。

このように、ひとくちにリフォームといっても工事代金だけでなく、ほかにもいろいろ費用が必要となるときがあります。工事の規模、内容から見込まれる費用を計算して、ある程度余裕をもった資金計画をたてることをおすすめします。

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3.業者との詳細打合せ

工事を依頼する業者が決定したら、工事内容について詳細な打合せを行います。工事期間が一週間を超えるような場合は、工程表を出してもらい工事の全体の流れや、日別の工事内容を確認しておきます。

特に、住みながらの工事の場合は、プライバシーの確保などデリケートな部分がありますので、毎日のスケジュールがわかっていることは、無用のトラブルを避けることにもつながります。また業者にとっても資材の搬入など作業を安全にすすめるうえで大事なことになります。

4.請負契約を結ぶ

打合せが終了してリフォーム工事の内容、金額が最終的に確定したら、その内容を請負契約書に記載して双方が確認します。請負契約書を交わさずに、口約束だけで仕事を依頼することは、トラブルの原因となることが多く、もっとも避けなければなりません。

契約書を交わしておけば大丈夫ね!実際に工事が始まり、壁や床などを開けてみると、内部の部材の傷みが見つかるなど当初予定していなかった状態が明らかになることがあります。予定していた工事の前提として追加工事が必要となる場合は、必ず取り決めの内容を明確にしておく必要があります。

状態の程度によっては追加工事のほうが大きい金額となることがあり、変更内容を書面にすることでトラブルの発生を未然に防ぐことができます。