リフォーム現場中継
大正時代に建てられ築後90年が経過した旧家。太い梁や柱など上質の材料を使い、職人によって手間暇を掛けて作られています。
長い年月を経てもしっかりとした造りはそのままで、構造的な問題はありません。
ただ、これまでほとんど手が加えられなかったため、水廻りを中心に老朽化が進んでいます。
毎日の生活で感じていた使い勝手の悪さ、不便さをリフォームによって解消するため大掛かりな改修工事をすることになりました。
この「現場中継」では、古い住まいが新しく生まれ変わっていく様子を、日を追ってくわしくお伝えします。
リフォーム前の現場の様子
母屋の裏側(北側)に後から増築された浴室、洗面室、台所などの水廻り部分。
今回この建物の外部・内部を全面改装することになりました。
浴室だけは一度改修工事を行い、浴槽を交換しシャワーを取り付けました。
その後十数年が経ち、設備も古くなり手狭で使い勝手が悪いため、ユニットバスに変更する計画です。
流し台は床より二段下がった土間に置かれています。
作業効率が悪いため毎日の食事の準備や後片付けには必要以上の手間と労力が掛かっています。
今回リフォームする面積は約10坪。キッチン・ユニットバス・化粧台の設備をはじめ内部の床・壁・天井すべてが含まれます。
あわせて建物のサッシ・外壁など外回りも対象となります。