トイレ
リフォームのきっかけ
- シャワートイレの温水が出なくなったので新しい機種に取り替えたい
- 床と壁のタイルを取り除いて内装をやり替え、床の段差も無くしたい
工事前の状態
10年ほど前に便座部分を交換してシ
ャワートイレに替えたのですが、温水で
はなく冷たい水のままで困っていました
。
このトイレは高齢のおばあちゃんが主に
使われています。おばあちゃんの不満は
冬場にタイルが冷たく感じること、ドア
の敷居と床の段差が10㎝近くあってつ
まずきやすいことです。
今回息子さんのご提案で、トイレの入え
替えに合わせて内装を更新し、床の段差
を無くして安心して使えるようにリォー
ムすることになりました。
工事の流れ
このトイレは間口が78㎝であまり余
裕がありません。タイルをそのままにし
て内装をやり替えると、更に狭くなって
実用的でなくなります。
そこで、最初に3方向の壁のタイルを取
り除きました。正面と左側の壁は下地が
モルタルで簡単に落とすことができます
が、右側は下地がブロックで表面を均す
のに手間がかかりました。
新しい床はドア入口の敷居の高さと同じ
となり段差が解消します。バリアフリー
仕様とするために、床表面のタイルから
さらに掘り下げています。
タイルを取り除いたあと、新しいトイレ
に合わせて給水や排水の位置を変更しま
した。
次に造作工事に取り掛かります。
写真は新しい床材が貼られた状態となっ
ていますが、床材の下には12ミリ厚のコ
ンパネを貼って下地とし、さらにその下
には45ミリ厚の角材を組んでいます。
正面と左の壁はラスカット材を貼り、左
官屋さんがモルタルを塗って表面を整え
ます。右側はブロックに直接塗って仕上
げました。
壁や床の下地から造作したため通常の入
れ替えより日数が掛かりましたが、よう
やく完成しました。
トイレに入ると便座のカバーが自動で開
き、さらに流してくれるので使いやすい
とおばあちゃんが喜んでいました。
段差が無いのでつまずく心配もなく、手
すりも取り付けて安心して使えるように
なりました。