木造住宅耐震補強工事
リフォームのきっかけ
- 徳島市の耐震診断の結果、大規模地震の際に家屋が倒壊する危険性を指摘された
- 万一の場合に備え、出来るだけ早く耐震補強工事を進めたい
耐震補強の具体的方法として基礎の補修、屋根の変更、老朽度の改善、壁の配置バランスの改善などがあります。今回の事例は、家屋の南北方向の壁量(壁の長さ)が足りないとの診断結果を受けて、新たに壁を造って家屋全体のバランスを改善することになりました。
工事の流れ
二つの和室に挟まれた押入れ。こちらは中央和室側の押入れと洋服タンス。
押入れと洋服タンスを解体したところ。ビニールシートの向こう側が東側和室。
解体後、厚さ12㎜の構造用合板の間に受材を挟み、梁から土台まで貼り付けて、金物で固定します。二枚合わせることで壁の強度は5倍となり(筋交いは1倍)、耐震強度を確保することができました。
壁はクロス仕上げとし、洋服タンスも新規に造り付けて、完成。部屋全体が明るくなり、モダンな雰囲気に生まれ変わりました。
東側和室の解体前。下側しか利用できなかった押入れは、天袋までの全面押入れとし、収納スペースを増やします。
土壁部分をすべて取り除き、左側は構造用合板を貼り合わせ耐震壁。右側は押入れに変更(後ろに見えているのが中央和室に造った壁の裏側)。
完成。押入れも広く使えるようになり、収納力も大幅にアップしました。使い勝手が格段に良くなったと大喜びでした。
地震の力で柱が建物の土台から引き抜かれるのを防止する補強金物。建物の周囲4箇所に取付け、基礎と土台、柱を強力に緊結します。
お客様のコメント
S・Y 様:徳島市国府町
耐震工事に関して数社の意見を聴かせて頂きました。いろいろな不安を抱え迷っていましたが、貴社の方の説得力に押されてやっと工事にかかることが出来ました。途中で感じたのはスタートからの工程(日程)を表にして手元にもらったら私共の予定もたちもっと気分的に楽だったのではないかと思いました。
完成した部屋は充分に補強され、かつ美しく仕上がりまして毎日寒さ厳しい中、いろいろと配慮くださり又工事をしてくださった大工さん達の技の丁寧な仕事にも心より感謝申し上げます。(原文のまま)
59万6千円は補助金で充当