内装
リフォームのきっかけ
- 母親が使っていた二間続きの部屋を趣味兼書斎室と収納室に改装したい
- 改修に合わせて二階にシャワートイレと手洗いカウンターを設置したい
リフォーム前の状態
一階から階段を上がり、廊下から入った最初の部屋は8帖のタタミと1帖半の収納を備えた和室となっています。
このスペースを大壁構造に造作し、柱を隠して洋室に変更します。正面左側に反対側の廊下から入るトイレ、右側はクローゼット収納となります。
和室に続く横の部屋は10数年前に洋室にリフォームしていますが、ガラスの引き違い戸はそのまま残されていました。
この部屋は天井と壁のクロスの貼り替えと合わせ、和風の建具を入れ替えて二間を洋室のイメージで統一させることになりました。
工事の流れ
和室入口の垂れ壁や内部の天袋、収納を解体してから、大工さんが造作工事に掛かります。
天井は5.5ミリのベニア、壁はバラ板の上に9ミリのベニアを留めて下地を造ります。右側の木枠で囲んでいる部分がトイレスペースです。
同じ旧和室の方向を変えると左側がトイレになります。トイレ入口の反対側に手洗いカウンターを取り付けます。
部屋の右側がクローゼット収納になります。床は既にフローリング材を張り終え、養生ボードで保護しています。
旧和室の造作を中心とした改修工事が完了しました。左側が折れ戸のクローゼット収納となっています。
奥の部屋へ出入りする建具は、明り取り部分を多くした片引き戸を採用しています。和の要素が無くなり以前の雰囲気から様変わりしました。
奥の部屋は天井と壁のクロスの貼り替え、間仕切り戸の新調、アルミサッシ窓の改修が主な工事となりました。
右側の出窓は4枚のガラスを全てペアガラスと入れ替えました。もう一カ所の腰窓は既設の枠だけを残して新しいサッシ窓と交換しています。
右に見えているのはトイレの開きドアです。入口の横に施主様の強いご要望で、独立型の手洗いカウンターを取り付けました。
カウンター正面と左右の側面に、サニタリー用の化粧パネルを貼り付けています。水はねや汚れを気にすることなく清潔に保つことが出来ます。
化粧パネル以外の場所はクロス貼りとなっています。クロスの種類を正面だけ変えてアクセントを付け、モダンな雰囲気を作り出しました。
トイレは手洗い付きのシャワートイレを据え付けました。三方向の腰壁と床に影が映っているのは、ホーロー製のパネルを貼り付けているためです。
奥様によるとパネルの一番のメリットは掃除が本当に楽になること。いつまでもキレイに使えることです。