テラス

リフォームのきっかけ

  • 二つある差し掛けの一つを解体してテラス式の物置スペースを作りたい
  • 風雨が強いときでも濡れずに作業できるように壁で囲った物置にしたい

工事前の状態 

 15年ほど前に建物の北側の位置に二
つのアルミ製の差し掛けを作り、もの干
しや分別ごみの仮置き場として利用して
きました。

ただ、壁がなく吹き抜けのため北風の強
い日や雨が多いときは、外に出るのがだ
んだん億劫になってきたようです。

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工事の流れ

そこで二つある差し掛けのうち勝手口に
近い方を解体し、屋根と壁面にポリリカ
ーボネート製のパネルを使ったテラス仕
様の物置スペースを作ることになりまし
た。
壁で囲ってしまえば、風や雨に関係なく
勝手口からいつでも出入り出来るように
なります。

解体はまず波板の金具を外して屋根から
降ろし、次に母屋の壁面に固定している
アルミの外枠を取り除きます。
最後に屋根を支えていたアルミ製の支柱
を床面に近いところでカットすれば完了
します。

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新しいテラスの組み立て作業が始まりま
した。古い差し掛けの本体は無くなりま
したが、既存の樋がアルミ支柱を立てる
位置と重なるため移設しました。
また、エアコンのドレン水を外部へ逃が
すために配管をやり替えました。

テラスのそれぞれの部材はこの現場の形
状や特徴に合わせ、事前に入念な寸法取
りを行っています。ほとんどが特注扱い
の製品ですから、部材を決められた順番
で組み立てていくと完成するようになっ
ています。

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屋根材のポリカーボネート製のパネルは
熱線を遮断して、太陽光の熱によって屋
根の下の温度が上昇するのを防ぐ効果が
あります。

アクリル板と比較すると約20倍衝撃に
強く、表面はマット処理を施して色を付
けていますので、直射日光を遮断するこ
とが出来ます。

またパネルの汚れが目立ちにくく、日差
しの反射を抑えます。紫外線はほぼ10
0%カットする優れた特徴を持っていま
す。

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3日間の作業でテラス式の物置スペース
が完成しました。手前と奥側の二ヶ所に
出入り用の引き違いサッシ窓を設けてい
ます。
ブロック側の壁面にも風通しが出来るよ
うに引き違い窓を一ヶ所作りました。

母屋とテラスが連結した空間となりまし
たので勝手口や外部から自由に出入りす
ることが出来るようになりました。
「もう雨や風を気にすることなく作業や
洗濯物を干すことが出来ます」と大変喜
ばれていました。

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リフォームデータ
工事期間
3日間
費 用
82万9千円(税込)

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