グラシアス
リフォームのきっかけ
- 会員制化粧品販売会社の営業拠点となるサロン形式の店舗に改装したい
- 多くの会員やお客様が気軽に立ち寄り、くつろげる雰囲気を提供したい
リフォーム前の状態
これまではどちらかと言えば、人が大勢集まって仕事をする事務所のようなスペースでした。
改装のキーワードは、サロンのような高級感のある雰囲気に作り変えること。現状の天井や壁、床の内装をすべてやり替え、水回りの設備も更新します。
対象となる物件は、鉄筋コンクリート造5階建賃貸マンションの一階の貸店舗部分で、25坪の広さがあります。
以前もこの会社が借りていましたが、業容拡大に伴い本格的な拠点作りが必要になり、従来のイメージを一新させる店舗に改装することになりました。
工事の流れ
既設の間仕切り壁やトイレ、化粧台など水回り設備の解体、撤去工事が始まりました。
産業廃棄物の受け入れ基準が厳しくなり、材質別に細かく分けるのが基本となっています。石膏ボードはクロスをはがして処分しなければなりません。
床のクッションフロアも貼り替えます。専用の機械を使って古い材料を簡単にはがしていきます。
古いクッションはコンクリート表面に接着剤で貼り付けられています。
人の力では作業に何日も掛かって効率が悪いため機械の登場となります。
新しい間仕切り壁の造作が始まりました。以前は軽鉄を使った下地でしたが今回は木材を使って造作します。
間柱の向こう側がスタッフのミーティングルームとなります。手前側がお客様との商談や勉強会を開く店舗スペースとなっています。
クロスはミーティングルームの天井部分を除きすべて張り替えます。店舗の天井は既設のジプトーン材にベニアを張って下地を造作します。
下地を調整するパテ塗り作業は広範囲に及びます。仕上げの出来栄えに関わるため表面を丁寧に均していきます。
店舗へ出入りするドアも新しく新調します。店舗用ドアは一搬住宅用と構造が違い、内・外両側に開閉出来ます。
床コンクリ―トに埋設した両側開閉を可能にする古いドアのヒンジ部分を壊して枠ごと取り替えます。
駐車場とガラスの間に植え込みがありますが、以前は何も無く土が乾燥したままの状態となっていました。
この場所には一年中葉を落とさず、乾燥にも強い樹種、季節の移り変わりで葉の色を変えていく植物などを選んで植え込みました。
タイル貼りのエントランスから店舗スペースに入る床の塩ビタイルも新調しました。薄いブルーとアイボリーの市松模様貼りとしています。
予定通りのスケジュールでお引渡しが出来ました。今日は新装オープンの日で大勢の関係者の皆様に披露されます。
店舗の内部は以前の殺風景なイメージから様変わりしています。商談や打合せ用のテーブルや椅子を並べ、応接用ソファも揃えています。
床にはラグ類を敷いてアクセントを付け、色の使い方にも気を配って居心地の良い空間に生まれ変わりました。
こちらはスタッフのミーティングルームです。まだ何もない状態ですが、折れ戸式のクローゼット収納も備えています。
入口扉の左奥に移設したトイレ、トイレから出た壁側に2台の化粧台とミラーを並べて配置しています。