システムキッチン
リフォームのきっかけ
- 新しいキッチンで娘さんと二人並んで料理する夢をかなえたい
- レイアウトを工夫して、食卓を置くスペースの窮屈さを解消して欲しい
リフォーム前の状態
対面式のL型キッチンで、シンクの上は収納用の吊り戸棚となっています。
後ろの壁面は食器や調理家電の収納ユニットが配置されています。
まだまだ充分使える状態ですが、食洗機など最新の設備を入れて家事の手間を出来るだけ省きたいとの要望です。
カウンター前に4人掛けの食卓テ
ーブルを置くとダイニングスペースが狭くて窮屈さを感じるとのこと。
L型の配置はスペースを余分に取る欠点があります。今回はダイニングスペースを拡げるためにレイアウトをI型に変更して使い勝手を良くします。
工事の流れ
大工さんと水回り設備の工事担当者が協力して解体作業に入りました。
水道工事の担当者が現在の給排水の配管を一旦撤去してしまいます。今回のリフォームで熱源をLPガスからIHコンロに変更するため、ガスの業者さんに配管設備をすべて取り外してもらいました。
解体作業が終わって部屋に何も無い状態になったところで、大工さんが造作工事に掛かります。
一番左の柱は建物の強度を確保する点から外すことができないため、この柱をデザインとして活かします。間柱を天井の梁と床の土台に追加して強度をさらに上げています。
今回の工事は内装もすべて新しくなります。天井と壁はクロスの貼り替え、床は現在の床材の上から新しいフローリング材を直貼りします。
写真は新しい床材を貼る前の準備として、現在の床材の上からビス留めをしているところです。この作業をしておくことで床鳴りを防ぐことができます。
作業が進み、キッチンカウンターやレンジフードを取り付ける袖壁も出来上がりました。
床は新しい床材を貼った後に養生ボードを敷いてキズなどが付かないように保護しています。
キッチンの据え付け作業が始まりました。まず、壁面に収納ユニットから取り付けていきます。
メーカーの販売代理店が指定する業者ですから、慣れた作業を手際良く進め、一日で取り付けが終了します。
After
リフォーム工事が終了し、キッチンだけでなく、天井・壁・床のすべてが新しくなって生まれ変わりました。
キッチンをI型にして配置を壁側に寄せました。ダイニング部分の横幅が約40㎝広くなり、スペースに余裕が生まれました。
キッチンと後ろの収納ユニットの間は1メートルの幅を取っています。90㎝が標準となっていますが、奥様の要望で10㎝だけ広くしました。
それは、新しいキッチンで娘さんと二人並んで料理するという奥様の夢をかなえるためです。
キッチン:リクシル amy幅255㎝、電気・水道など関連工事を含みます