システムキッチン
リフォームのきっかけ
- 長男の結婚に併せ、古くなったキッチンを最新式のタイプに入れ替えたい
- 床、壁、天井の内装や食器棚、戸棚の収納スペースもすべて新しくしたい
リフォーム前の状態
施主様は築45年の鉄筋コンクリ―ト
造と築30年の入母屋式の本格的木造住
宅の2軒の建物を所有しています。
二つの建物を渡り廊下で接続しています
。どちらでも生活は可能ですが自営業を
されている関係で、今回リフォームする
キッチンの方をいつも使っているとのこ
とでした。
奥様はキッチンを入れ替えたいとずっと
考えていたようですが、きっかけが無く
そのままになっていたようです。そこに
ご長男の結婚が決まったことで、かねて
よりの念願を叶えることになりました。
工事の流れ
キッチンにあるものをすべて片付けた
あとで工事に取り掛かります。
まず、水回り設備の担当者が古いキッチ
ンの本体を解体していきます。
現在の給排水の配管を撤去し、新しく配
管をやり替えます。タイル壁面の水栓も
取り外します。
電気工事の担当者はエアコンを一旦外し
、古い照明器具や配線、コンセント、ス
イッチ類を整理してまとめます。古いキ
ッチンが無くなると新築時の壁や床の下
地が現れます。
解体作業が終わると次は大工さんの出番
です。床には新しいフローリング材を張
ってキズが付かないように養生ボードを
敷いて保護します。
壁や天井にはそれぞれ合板を張ってキッ
チンパネルやクロスの下地を造作してい
きます。
壁の一部や天井の梁はモルタル仕上げの
ため、そのままの状態ではクロスを貼る
ことが出来ません。
左官屋さんがモルタル表面に下地材料を
塗って処理することでクロス貼りが可能
となります。
キッチン本体の据え付けはベテラン職人
さんであれば、1日で完了します。
古い食器棚は解体して撤去し、同じス
ペースに新しい食器棚を造り付けました。
リフォームの場合、キッチンにかぎらず
手を入れた場所と入れない場所の違いが
目立つため、設備本体の交換だけでなく
、内装など工事がスペース全体に及ぶ傾
向があります。
12日間を掛けてすべての作業が完了し
、予定通りお引き渡しの日を迎えること
が出来ました。
レンジフードは掃除や手入れが一番簡単
なタイプ、熱源は安全を考えガスからI
Hコンロへ変更しました。
食洗機も入れて使いやすさを重視し家事
の手間を省けるようにしました。
シンク上の吊り戸棚のように見える部分
は、収納スペースではなくアップダウン
式の水切り棚となっています。奥様こだ
わりの設備で使い勝手を考えて導入しま
した。
キッチンだけでなくDK全体が新しくな
って生まれ変わりました。
市役所に申請していたリフォーム補助金
に当選し、20万円を得したと喜ばれて
いました。