リフォームには、人・家族のそれぞれの夢や希望がいっぱい
詰まっています。工事が進んでいくとそんな家 族の願いや
希望が具体的な“かたち”となって現れてきます。
日毎に変化していく現場の様子をお伝えしな がら、
リフォームに込めたそれぞれの想いをご紹介します。
ユニットバスを取り付ける専門の業者さんが丸一日を掛けて組み立てました。
据え付けが終わっても給湯設備を接続して試運転を行うまで、キズが付いたりしないようにビニールやダンボールなどで保護しておきます。
キッチンやトイレ、寝室など部屋内部の内装はクロス仕上げですが、廊下や階段は吹き付け塗装としています。
塗装する以外の場所に塗料が付着しないよう厳重に目張りを施してから作業を始めます。
最初に、コンクリート表面の無数の凹凸を消すためにローラーで下地の塗料を塗ります。下地が出来上がったら施主様が指定したカラーの塗料で仕上げます。
以前とはがらりと雰囲気が変わり、しかもとても明るい階段回りに生まれ変わりました。
1階和室の天井からクロスを貼る作業が始まりました。
クロスの継ぎ目の間に見えている白いテープは下地がコンクリートやモルタル仕上げの時に使用します。
クロスの継ぎ目が浮いたり、剥がれたりするのを長期間に渡って防いでくれる効果があります。
リフォーム完成
すべての工事が終わり、各階の水回りの設備や部屋の内装が新しく生まれ変わりました。
2階のキッチンは施主様のご家族が使用しますが、システムキッチンには食器の水切り機能がついた電動アップダウン式の昇降棚を付けています。
床がクッションフロア、天井と壁をクロスで仕上げ、清潔感に溢れた明るいキッチンになりました。
コンクリートの床を新しく作り直し、面積を一坪サイズに拡げたユニットバスも仕上がりました。
リフォーム前の浴室が狭いということで、施主様の一番の要望が浴室を広くすることでした。今回は、熱源にLPガスを使用しています。
給湯器は燃焼効率を高めたエコジョーズタイプで追い炊き機能も付いていますが、ガス業者さんの協力で機器代の負担は発生しませんでした。
2階の洋室には幅2m70㎝、高さが2m20㎝のクローゼット収納を作りました。
奥様は収納部分が少ないことを心配していましたが、大容量のスペースが出来たことをとても喜ばれていました。
ご両親が使用する1階のキッチンとその入口です。キッチンの横幅は少し短くなっていますが、必要充分な機能を備えています。
以前の入口は開きドアでしたが、使い勝手の良さを考えてアウトセット引き戸に変更しました。敷居も無くなってバリアフリーとなっています。
1階のトイレも本体だけでなく、すべての内装が新しくなりました。
床はクッションフロア、天井・壁はクロス仕上げとしています。また、L型の手すりを取り付けていますので、立ち座りの際に動作をサポートしてくれます。
二間続きの和室のうち、奥の部屋の押入を解体して4.5畳から6畳に拡げました。
畳の表替え、障子や戸襖の貼り替え、壁・天井の内装を新調すると、新築時のような部屋に生まれ変わりました。
■お引き渡しを終えて
4月5日に着工してから50日間を掛けた内外装工事が竣工しました。施主様は不動産を取得後すぐに工事に入る予定を立てていました。ところが、希望するリフォーム内容と業者の見積もり金額が合わず、当社がご相談を受けた時にはすでに4ヶ月が経過していました。
工事内容や設備のグレードを特に落とすこともなく予算内に収まる金額で工事がスタートしましたが、雨天時に外壁から内部に水が浸入している場所が見つかったため、別途防水工事が必要になりました。また、ユニットバスの床のコンクリートを打ち直しするなど予想外の出来事により費用の追加や工程の変更などがありましたが、無事すべての工事を完了させることができました。
『いったいどうなるのだろうか』、『いつになったら引っ越しできるのだろうか』と施主様夫妻は、ずっと不安を抱えていたようです。お引き渡しの日を迎えて、『これでやっと両親を呼ぶことができます。本当にありがとうございました』と感謝の言葉を頂戴しました。
単身赴任から戻ると無くなっていた自分の居場所を確保するための増築
手術後の生活をサポートしてくれる住みやすく、心地よい部屋にしたい
平均寿命まで生きると考え、元気なうちに家の不満を解消しておきたい
築後90年が経過した旧家を現代風の使い勝手の良い住まいに変えたい
介助が必要な父親のために安心して使えるトイレ、浴室を一日でも早く