リフォームには、人・家族のそれぞれの夢や希望がいっぱい
詰まっています。工事が進んでいくとそんな家 族の願いや
希望が具体的な“かたち”となって現れてきます。
日毎に変化していく現場の様子をお伝えしな がら、
リフォームに込めたそれぞれの想いをご紹介します。
その2
単身赴任から戻ると無くなっていた自分の居場所を確保するための増築 …
藍住町 T様
長かった単身赴任が終わり、やっと自宅に帰ってくつろげると楽しみにしていたご主人。しかし、戻って
みると昔の自分の部屋は子どものスペースと姿を変え、自分の入り込む余地がまったくないことを実感。このままでは自分の居場所が無いと悟ったご主人が、自分専用の部屋を作るために自宅の一階を増築することを決意しました。
リフォーム前
増築前のご自宅
一番奥にある和室部分を増築して新しい部屋を作ります。
いよいよ工事開始
増築とはいっても実際は新築と同じこと。基礎を作るために芝生を貼った庭に機械が入って地面を掘っていきます。
掘削が終わるとコンクリートを流し込む型枠を作り、土壌から湿気の浸入を防ぐシートを敷きます。白アリの被害を防ぐために基礎の土壌まで防除処理します。
出来上がった型枠にコンクリート流し込んでいきます。すき間ができて強度が落ちないように機械を使って慎重に攪拌します。
コンクリートの流し込み作業が終了すると基礎の表面をコテで丁寧にならして凹凸がないようにしていきます。
コンクリートが乾くのを待って型枠をはずすと、コンクリートと鉄筋が一体となって強度を増したベタ基礎が完成しました。
さあ、いよいよ柱の棟上げ作業の開始です。棟上げは重要は節目ですから、縁起の良い日を選んで行います。
基礎の上の構造材も白アリの防蟻処理済みの材料を使って万全を期します。
作業が進むにつれてだんだんと家の形が現れてきます。天井に梁を渡し、屋根に垂木の取り付けが終わりました。
垂木に野地板を貼り付けると屋根の下地の完成です。
さらにアスファルトルーフィングとゴムア
スルーフィングを二重に貼って雨の侵入を防ぎます。
金属製の束を微調整しながら床の高さが均等になるように棟梁が慎重に作業を進めています。
単身赴任から戻ると無くなっていた自分の居場所を確保するための増築
手術後の生活をサポートしてくれる住みやすく、心地よい部屋にしたい
平均寿命まで生きると考え、元気なうちに家の不満を解消しておきたい
築後90年が経過した旧家を現代風の使い勝手の良い住まいに変えたい
介助が必要な父親のために安心して使えるトイレ、浴室を一日でも早く