リフォームには、人・家族のそれぞれの夢や希望がいっぱい
詰まっています。工事が進んでいくとそんな家 族の願いや
希望が具体的な“かたち”となって現れてきます。
日毎に変化していく現場の様子をお伝えしな がら、
リフォームに込めたそれぞれの想いをご紹介します。
リフォーム完成
30日間を要してすべての工事が竣工しました。内部は腰壁のスギ材がアクセントになり、部屋中がムク材ならではの木の香りに包れています。
スギ材は年数の経過とともに色が変化して味わいを増していきます。木綿にオリーブオイルを付けて磨くとすぐに重厚感を出すことがてきます。
増築部分の外部はご覧のとおり。
一階の増築部分と既存の建物本体とがうまく調和しています。
増築部分の屋根のかたちや瓦の種類、壁材のデザインを工夫することで既存建物の外観と統一感をもたせることが出来ました。
■お引き渡しを終えて
自分専用の部屋ができ上がるのが待ちきれないように、ご主人は休みの日に時間があればじっと工事の進み具合を眺めていました。家が完成するまでの工程を見ているうちにだんだんと家造りそのものに興味が湧いてきたようです。
大工の棟梁といろいろな話しをするうちにいつのまにか意気投合した様子でした。そんな二人の会話の中から生まれたのが部屋のコーナーに作り付けた棚でした。ご主人が小型のスピーカーを乗せる棚の要望を出したところ、棟梁がその気持ちに応えて自分で材料を探し出して取り付けてくれました。
後付けにもかかわらず、びくともしないその頑丈な作りにご主人はビックリ。棟梁のサービス精神と熟練の技に感心することしきりで大喜びでした。
■費用その他
単身赴任から戻ると無くなっていた自分の居場所を確保するための増築
手術後の生活をサポートしてくれる住みやすく、心地よい部屋にしたい
平均寿命まで生きると考え、元気なうちに家の不満を解消しておきたい
築後90年が経過した旧家を現代風の使い勝手の良い住まいに変えたい
介助が必要な父親のために安心して使えるトイレ、浴室を一日でも早く