リフォームには、人・家族のそれぞれの夢や希望がいっぱい
詰まっています。工事が進んでいくとそんな家 族の願いや
希望が具体的な“かたち”となって現れてきます。
日毎に変化していく現場の様子をお伝えしな がら、
リフォームに込めたそれぞれの想いをご紹介します。
間仕切り壁の骨格が出来上がったら、石膏ボードを両面から貼り付けます。写真のオープンになっているところが、受付用のカウンターとなります。玄関から入ってきたお客様と待合室で座って待っているお客様のどちらにも対応できるようになっています。
間仕切り壁は、壁の高さを2メートルに抑えて、天井まで50㎝ほど空けています。これは天井埋込型のエアコンが壁の真上にあるため、エアコンを店舗内に効かすためには空気の通り道を確保する必要があるからです。
待合室とキッズコーナーの床のかさ上げ作業が始まりました。黒っぽく見えている金属製の束で土台を支え、その上に構造用の合板を貼り付けて床の下地を作ります。
新しい床が完成しました。
次は内装の仕上げに移りますが、床はクッションフロア、間仕切り壁はビニールクロス貼りとなります。それぞれ別の職人さんが一気に作業に取り掛かります。
リフォーム完成
内装は女性がゆったりとくつろげる雰囲気作りを心掛けました。間仕切り壁は白を基調としたクロスで清潔感を演出し、床と受付カウンターは濃いこげ茶色で高級感を演出し落ち着いた雰囲気となっています。
内装のカラーコーディネートはすべて中村院長さん自身のアイデアをかたちにしています。ゆったりとリラックス出来る非日常的空間のなかで、心と身体を癒して欲しいとの想いが込められています。
オレンジのクッションで囲まれた空間がキッズスペースです。
お子様連れの若いお母さんに気軽に立ち寄ってもらいたいとの考えから生まれました。小さいお子さんが積み木やおもちゃで遊びに夢中になっている間、お母さんも安心して施術を受けることができます。
施術スペースには3台の専用ベッドが備え付けられ、お客様の症状や痛みの状況に応じて適切な治療を受けることができます。ベッドは安心して施術を受けていただくためにカーテンで仕切られ、プライバシーに配慮しています。
店舗の外装にも手を入れています。
入口の天井や木製の柵状の造作、窓ガラスの枠の塗装を塗り替えました。ガラスにどんぐり接骨院のロゴシールや施術案内を貼り付け、道路側の看板サインも新しくなりました。これで開院準備はすべて完了しました。
■お引き渡しを終えて
改修工事は9月の半ばから始まり、10日間で作業は終了しました。中村さんご自身は当初11月からの開院を計画し、約一ヶ月間を掛けて余裕を持って開院準備を進める予定でした。ところが、二つの事情が重なってしまい予定通りに行きませんでした。一つは勤めている接骨院が忙しくてなかなか辞めることができず、結局10月いっぱいまで勤めざるをえませんでした。
次は、二人目のお子さんを妊娠中の奥様が万全を期して早めに入院されたことです。中村さんが長男の世話をしなければならなくなり、接骨院のオープンが延びてしまいした。幸い赤ちゃんも無事に産まれ、その間開院の準備にたっぷりと時間を掛けることができたようで、12月初めにめでたく開院の運びとなりました。
仕事を持つ女性、家庭を支える女性は育児や家事に忙しく、つい無理をしてしまいがちとなります。中村院長さんは、どんぐり接骨院をこんな女性が心と身体に元気を取り戻す場所にしたいと考えているようです。自分の夢を実現させるために35歳で大きな一歩を踏み出した中村さんに心から声援を送りたいと同時に、どんなに厳しくつらいことも家族への愛情ときずなで乗り切って欲しいと願わずにはいられませんでした。
■費用その他
単身赴任から戻ると無くなっていた自分の居場所を確保するための増築
手術後の生活をサポートしてくれる住みやすく、心地よい部屋にしたい
平均寿命まで生きると考え、元気なうちに家の不満を解消しておきたい
築後90年が経過した旧家を現代風の使い勝手の良い住まいに変えたい
介助が必要な父親のために安心して使えるトイレ、浴室を一日でも早く