ユニットバス

リフォームのきっかけ

  • 浴室が寒いため、高齢の母親がだんだんと入浴をいやがるようになった
  • 「暖かくて快適な浴室に替えたい」これが家族全員の共通の要望でした

リフォーム前の状態

タイルの壁面にはボイラーやソーラー温水器の混合水栓、他にも手すりやシャワーが取り付けられています。

ユニットバスへの入れ替えに合わせてエコキュート給湯器を導入するため、既存の設備や機器類はすべて撤去してしまいます。

工事の流れ

今回のリフォームでは、浴室だけでなく、脱衣室も暖かくして欲しいとの要望ですから、脱衣室も大幅に手を加えてすべて新しくやり替えます。

特に脱衣室から浴室に入る入口の床部分は長年の水分と湿気の影響で状態がかなり悪く、床の下地から作り直すことになりました。

工事は脱衣室に置かれていた洗面化粧台や洗濯機の排水パンを取り外してから床や壁の解体に入ります。

解体作業が終わって床下の状態を確認してみると、一番心配していた白アリの被害もなく施主様も一安心されていました。

床の古い根太はすべて取り除いて、新しい根太を造作します。新しい床の表面に傾きが出ないよう器械を使ってレベベルを取りながら作業します。

床を塞いでしまうとあとから手直しや補修をすることが出来なくなりますから作業に慎重さが求められます。

最後に根太の上から構造用合板を貼ると床の下地の完成です。

床の補修が終わると、次に浴室の解体に入ります。新しいユニットを入れるために入り口のコンクリートブロックもすべて壊してしまいます。

写真は解体が終了し、旧い浴槽や残材を片付けたあと、コンクリートを流し込んで基礎の表面をならしているところです。

新しいユニットバスを据え付けるための準備が整ったところで、いよいよ組み立て作業に掛かります。

組み立てのスペースが限られていて、作業が少ししずらいところがありますが、それでも二人のベテランの職人さんが一日で完了させます。

After

浴室のサイズはそれほど大きくありませんが、グレード感の高いユニットバスが完成しました。

おばあちゃんが浴槽へ楽に出入り出来るように左横と前方に手すりを取り付けいます。

さらに、シャワーのスライドバーも手すりとして利用することが出来るようになっています。

浴室に換気暖房乾燥機を、脱衣室には壁掛け用の暖房機を取り付け、「とにかく暖かく入浴出来るようにして欲しい」とのご家族の皆さんの希望が叶いました。

洗面化粧台は浴室入口のスペースに収まるサイズの機種を選定しています。

天井と壁はクロスを貼り替え、床はクッションフロア仕上げとしています。

すべてが新しくなった浴室と脱衣室をご覧になって、ご家族の全員が大変喜ばれていました。

リフォームデータ
工事期間
8日
費 用
215万6千円(税込)
ユニットバス:タカラスタンダード レラージュ
ぴったりタイプ ユニットバス152万円、エコキュート63.6万円 大工・内装・建具・電気・水道など関連工事をすべて含みます

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