現状は洗い場の床から浴槽の縁まで２６㎝の高さがあります。ごく一般的な高さですが、施主様は下半身が不自由なため、浴槽の中に入る時にいつも大変苦労されていました。浴槽の高さを出来るだけ低くして欲しい。これが施主様の切実なご要望でした。

　最近では浴槽の種類も豊富になり、お客様の用途に合わせて幅広く対応することが出来るようになりました

ただ、浴槽の位置を下げる場合、既設の排水に流す勾配が取れるかどうかがポイントとなります。幸いに今回はそのまま利用することが出来ました。

最終の仕上がりは洗い場のタイル面から浴槽の縁までわずか３㎝の高さとなりました。予想以上の出来栄えに「これからは楽になる」と施主様はとても喜ばれていました。

浴槽の交換に合わせてタイル、水栓金具、鏡、手すり、サッシ窓、折れ戸など全ての設備を更新しました。