ユニットバス
リフォームのきっかけ
- 古くなった浴室、狭い浴槽や洗い場の冷たさなどすべてが不満でいっぱい
- 何年も前からユニットバスを考えていたが、これが最後のチャンスと決断
リフォーム前の状態
大工さんが木造在来工法で建てた住宅のタイル貼りの浴室です。すでに40年余りが経過して、あちこちに傷みや不具合が出てきて困っていました。
80代の施主様は、早く何とかしたいとずっと前から考えていたようですが、なかなか思い切りが付かず何年も経ってしまったと話されていました。
でも、やっぱり何とかしないといけないと思い直したようです。また隣に住んでいる娘さんに強く勧められたこともあって、ようやくユニットバスの入れ替えを決断されました。
工事の流れ
今回はまず浴室出入り口側の壁をすべて解体することから始めました。高齢の施主様が浴室への出入りが楽になるように引き戸を採用するためです。
浴槽を取り外して洗い場の底の残土をすき取った後、コンクリートを流して新しいユニットの基礎を作ります。
浴室入口の壁と柱を撤去したため、組み立て途中のユニットバスの全体がまる見えの状態となっています。
中央の柱を除去した後の強度不足を補うため上部に梁を一本新設しています。施主様が途中経過を興味深そうに眺めています。
ユニットの据え付け作業が終わると外側の仕上げに入ります。片引き戸の回りに額縁を取り付け、壁の下地を造作します。
壁の仕上げはクロス貼りとしています。以前の木製のガラス窓は、横幅を縮めてアルミサッシ窓に取り替えました。
タイル浴室からユニットバスに変えるだけで暖かく入浴することが出来ます。さらにボイラーからエコキュート給湯器に換え、ボタンを押すだだけでお湯が出るようにしました。
すべての作業が終わり、施主様に今日から新らしい風呂に入れることをお伝えすると安堵の表情を浮かべていました。
長い間の念願がかない、やっと肩の荷が下りたと話された施主様の穏やかな笑顔がとても印象的でした。