ユニットバス
リフォームのきっかけ
- 浴室のモルタル塗りの外壁面から水漏れが見つかり少しずつ拡がっている
- 浴室の古い浴槽や水栓が原因と考えられるのでついでにリフォームしたい
リフォーム前の状態
この浴室は入母屋造りの和風住宅に接
続して、浴室部分だけがコンクリートブ
ロックで造られていました。
浴室を後から増築したため、独立した建
物のようなカタチとなっていますが、天
井の上は2階の部屋から出入りする洗濯
物干し場となっています。
施主様から浴室の外壁から水がしみ出て
いるので一度見て欲しいと連絡を受けま
した。
早速、外壁に取り付けられている蛇口や
土を掘って給水管を調べてみましたが、
原因は見当たりませんでした。
工事の流れ
外部に問題がないのであれば、原因は
浴室内部にあると考えられます。
その原因を特定するためにはタイルの壁
面をハツリ、内部まで調査する必要があ
ります。
施主様は水漏れ原因は知りたいので、ど
うせ壊すならいっそのことユニットバス
に替えて欲しいということになりました。
以前の出入り口は片開きドアでした。
使い勝手は引き戸の方が良いので、ブロ
ックの間仕切り壁と垂れ壁の一部を解体
して引き戸の枠を入れました。
水漏れの原因ですが、旧い浴槽や壁出
しの水栓、シャワー水栓などすべて調
べてみましたが、結局見つかりません
でした。
ただ、解体して調べたとき濡れて黒く
なっていたブロックがリフォーム工事
の期間中に少しずつ乾いてきました。
これで内部にも原因がないことが分か
りました。改めて施主様と話している
と以前太陽光温水器を設置しようとし
て、工事を途中でやめてしまったこと
があるそうです。
そこで浴室の屋上に上がってみるとコン
クリートに30㎝位の長さの塩ビ管が直
立して埋まっていました。
その空いた孔から雨が入り、下に落ちて
いたことが原因と分かりました。
施主様は原因が分かって安心したようで
す。いずれはユニットバスにしたいと考
えていたので、丁度良いきっかけになっ
たと話していました。