• 人・家族 それぞれのリフォーム物語 10-③

特集:団塊世代のリフォームを考える

リフォームには、人・家族のそれぞれの夢や希望がいっぱい
詰まっています。工事が進んでいくとそんな家 族の願いや
希望が具体的な“かたち”となって現れてきます。

日毎に変化していく現場の様子をお伝えしな がら、
リフォームに込めたそれぞれの想いをご紹介します。

屋根工事が終わり、外壁の下地も出来上がりました。さらにアルミサッシを取り付けるとぐんと家らしくなってきました。

既存の建物では外壁材を一枚ずつ取り外す作業が始まりました。4人掛かりで3日間を要する手間のかかる作業です。

カラー鋼板を剥がしてみると内部の状態が良く分かります。写真の2階の部屋のサッシは新しくシャッター雨戸付きに取り替えます。

カラー鋼板を取り除いた後の外壁にも下地として耐震ボードをすべて貼り付けます。

耐震ボードは地震の際に建物本体のねじれを防ぐ効果があり、耐震改修工事にもよく利用されています。

耐震ボードを既存建物と増築部分の壁に取り付ける作業が終わると次に透湿シートを貼っていきます。

透湿シートは外部からの雨水の浸入を防ぎますから、これを貼り終えると天気の心配が無くなります。

透湿シートを貼った後に、厚さ18㍉の胴 縁を打ち付けて外壁サイディング材の下地を作ります。

既存の建物は旧間サイズですが、一度新間サイズで増築しています。今回は旧間サイズに合わせてさらに増築するため、胴縁の間隔が同じではなく手間が掛かりました。

下地が出来上がりましたので、外壁工事に取り掛かります。まず、水切りと呼ばれる板金を折り曲げて加工した部材を基礎の立ち上がりの所に取り付けます。この水切りは、もし雨水が壁内に入っても外部に逃がす役割をします。

外壁用サイディング材を建物のコーナーの出隅部分から貼り付けていきます。
その後に下から上へ順番に貼り込んで下地の胴縁にしっかりと固定します。

元の建物の破風と増築する新しい建物の破風を同じ形にするため造作します。

古い破風は一部をカットし、幅を揃えるために新しい材料を継ぎ足します。軒から出ているモヤは下地の中に隠してしまうことでデザインを統一します。

軒天にはケイカル板を貼っていきます。
破風は、この後無塗装のサイディング板で木部表面をすべて覆ってしまいます。

木部で露出している部分が無くなるため、直接風雨が当たっても傷む心配がありません。破風、軒天ともに最後は塗装で仕上げます。

新しい部屋の内装工事も始まり、増築・改修工事もいよいよ大詰めを迎えました。

クロスを貼る前にパテで下地を整えて均一にします。パテが完全に乾いたら、施主様が時間を掛けて選んだお気に入りのクロスを貼っていきます。

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