既存のステンレス浴槽はすでに約三十年が経過しているとのこと。浴槽が狭くて困っているので何とかして欲しいとの強い要望でした。

後付けしたシャワーの配管の露出も改修工時で壁の中に納めることにしました。

壁のタイル、床のコンクリート部分をハツって古い浴槽を取り除いたところ。四個のブロックをモルタルでしっかりと固定して、新しい浴槽の台座とします。

新しい浴槽は、浴室の幅いっぱいに納まる一番大きいサイズを用意しました。新しい浴槽を台座に載せ、排水のための勾配を取って据え付けます。

据え付けが終わると、浴槽の周囲にコンクリートを流し込んで浴槽全体を固定します。給水と給湯の配管はタイル壁の中に納まるよう新しくやり替えます。

浴槽のエプロン（手前の立ち上がり部分）と周囲の壁面、そして床面も新しいタイルを貼り付けて仕上げました。

最後に最新の水栓金具と手すりを取り付けてすべての作業が終了。以前の浴槽と比べ上部で５０㎝、足元でも２０㎝以上幅が広くなりました。

『これから足を伸ばしてゆっくり入ることが出来ます』と長年の不満がやっと解決したことを喜ばれていました。